■2019年6月 モータージャーナル大試乗会

 新型プジョー508 ガソリン&ディーゼル

 両モデルを森慶太FMOと沢村慎太朗FMOが呉越同舟で試乗しました


いちおう写真機(NIKON 1 S1+18.5mm F1.8)ももってったんですが、スマホのカメラについてるレンズのほうが使い勝手ヨカッタのでそちらで撮影。機種はNEXUS 5Xです。(森)

 

清里の導入試乗会で、さして期待せずに乗った先代508は、あっと驚く佳作だった。FMO-007にそれを書いてから、はや8年。登場した2代目508は、なにやら洒落た格好に変身して吃驚。(沢村)


赤がディーゼルで白がガソリン。排気管の出口のところの違いがおわかりでしょうか。ガソリンは左右に○と○。ディーゼルは左に○○。なおD、排ガス後処理に尿素水を。(森)

 

全高は先代よりも25mm低くなって1420mm。ご覧のとおりキャビンを圧し潰した4ドアクーペ風。同じDセグメントで競合するパサートに、かつて増設されていたCCの、そのPSA版ということなのかなこれ……。(沢村)


スマホのカメラのレンズでもダッシュボードを端から端まで、撮れるものなんですね。新型508、壁ギリの狭〜いところが得意な感じの車両感覚のクルマではありません。(森)

 

ダッシュ周りは先代の数少ない惜しい要素のひとつだった。パサートの真似をして生産技術がぜんぜん足りない風だったもの。悔しくて新型は造形も加飾も質感も頑張った、のかな。(沢村)


エンジン始動→勝手にラジオが……がプジョーあるあるでしたが、このコに関しては、いっぺんボリュームをダイヤルでゼロにしとけばOK……だったと思います。(森)

 

ダッシュボード中央に鎮座する液晶ディスプレイの手前にはピアノの鍵のような操作スイッチが配される。造形としては悪くないんだけれど、操作性は失格です。(沢村)


左足ブレーキ派にとってはペダル配置がちょっと右寄りでナニかもですが、それ以外、ブレーキ関係の扱いやすさはOKまたはヨシヨシ。今回俺はほぼずっと左足B/Kで。(森)

 

プジョーに試乗するとき真っ先に診るのがペダル配置。掃除しないで写真を撮った森さん、これはgood job。マットの足跡で診断結果が察せられるかも。(沢村)


エンジンSTART/STOPのボタンというかスイッチの左側にあるやつでダンパーのモード等を切り替えます。そうですセミアクティブのタイプのがついているのです。(森)

 

ダッシュに向かって登る坂道のようなコンソール。往年のFRフェラーリやジャガーを想い出した。それはともかく、ATシフトレバーの仕立てに疑問が残ります。(沢村)


写真にはうつってないですが、ガラス屋根(オプション装備)がついてると、後席からの前方の景色が邪魔されて気になります。俺だったらナシを選びますね。(森)

 

押し潰された屋根の下の居心地はいかばかりか。椅子そのものの作りは、わりと真っ当です。椅子そのものは。(沢村)


ガソリン1.6ターボ。133kW(180ps)/5500rpmと250Nm/1650rpm。ECUと思われる物体をノゾきこんだらば、そこにはBOSCHと。じゃあDのほうはというと……。(森)

 

ガソリンは先代に引き続きBMWと共同開発した1.6直4ターボ。現在は180ps仕様と220ps仕様の両方があるけれど、これは180ps仕様のほう。そういや、今は流行らない前方排気でしたねこのエンジン。(沢村)


DELPHIですかそうですか。130kW(177ps)/3750rpmと400Nm/2000rpm。最大トルク発生回転数がガソリンのほうより高いんですね。あと、前軸重量はこっちが70kg増。(森)

 

こちらがディーゼル。1998年登場の古株DW系です。ブロック素材は鋳鉄じゃなくてアルミだけれど、重いのは設計が古いせいなのかな。樹脂製カバー裏の遮音材はそんなに凝っていなかった。(沢村)


タイヤはどっちもミシュランPS4。推奨内圧は、ディーゼルが軽荷重時240kPa/230kPaと重荷重時250/300。ガソリンのほうは軽荷重時230/230で重荷重時250/300。(森)

 

装着タイヤは235/45ZR18で、銘柄はミシュランのパイロット・スポーツ。現行パサートの18インチもこれだった。無理矢理18インチのときに縋るお助けタイヤなのかもしれません。(沢村)


全日本ロワーアーム下反角同好会の皆様……じゃなくて(笑)。水平よりは下反角寄りなんでしょうけど、この状態ではよくわかりません。見えにくいっす。すいません。(森)

 

プラットフォームは現行308等と同じEMP2。2013年に投入のこいつには、リアがトーションビームの仕様と、変形ダブルウイッシュボーンの仕様があるけれど、新型508は後者。森さんはロワアーム下反角にご執心。おれは動的ジオメトリを観察。(沢村)


またもやこのへんの画像が。なお、ここの13個の画像、チョイスしたのはしんちゃん先生です。似たようなのをあえて……は、ナニかいいたいことがあったのでしょう。(森)

 

フロントサスペンションの形式はストラット。先代は最速グレードのディーゼルのみダブルウイッシュボーンでしたが、今回はストラットに統一された模様。ハブの作りを見ると、17~18インチ装着を前提にしてる感じがします。(沢村)


この画像は撮影したのもしんちゃん。俺から申し上げることは特にないですが、Cover Carving Technologyにちょっとオッと。carve:「刻む」、「彫る」。ほう。(森)

 

試乗翌日に横浜で開催されてる「人とクルマの技術展」へ取材に行ったら、あらま奇遇。Faurecia社のブースに、前の日にさんざ坐ったシートが誇らしげに鎮座しておりました。(沢村)